色々やっていました

前回のブログ更新は個展の前でした。
ご無沙汰しております。
この更新にあわせて私のウェブサイトのプロフィールページと作品ページも更新しました。
それと、このブログの過去の記事も一部読みやすくしたので興味があればご覧下さい。
http://wataruyamamoto.jp/
※このウェブサイトは友人の伊勢くんに作ってもらっています。ありがとう。


無事にギャラリーでの個展を終えて、
その後は台湾でのアートフェアに参加したり、
TOKYO2020というパリと東京でのグループ展に参加したり、
出版物としては美術手帖で清水穣さんにレビューを書いていただいたり、
IMA vol.6に「欲望の形」を都築響一さんの解説付きで特集に載せていただいたり、
その他にもたくさんのことがあって良い出会いや経験が増えたことを嬉しく思います。

「欲望の形」から私のことを知ったという方と、
「線を引く」から知ったという方がいます。
プラタナスの観察」から知ったという方も少数いると思います。
一見すると印象の異なる作品を作っているように思われるかもしれませんが、
私の作品は"自然を記録する"という一つの大きなテーマに基づいています。
これについてはウェブサイトのステートメントに書きました。
そして被写体の表面ではなく"内部"を覗き込むような写真が撮りたいという欲望を私は常に持っています。
制作期間を申せば、
イデアや制作準備としては「欲望の形」のほうが早く取りかかっていたのですが、
発表したのは「線を引く」が先です。
私はこの他にも同時にいくつかの制作を進めていますが、
自然という概念の多様さや深さ、
私の幼い頃からの自然への関心、
そして記録することの難しさが制作の糧になっています。
イデアが生まれる時からプリントまでずっと、
作ることを楽しんで制作できています。

来年の個展が一つ決まっているので、
それにむけて新作を作ろうと思います。
今後とも宜しくお願いいたします。