タケニグサ

数年ぶりに身近な植物に関心を寄せている。 もともと植物に興味があり大学で植物研究がしたいと思った時期があったけれど、本当に関心があるのが「植物のみかた」であり、それが視覚や思考の領域であるために美大にいくことにした。最近は特に毒草でヒトが死…

2016年新作個展「しみ そめ しわ」によせて

2015年制作の新作を発表するに際して、そのきっかけとなった実験的制作をあわせて展示する。 2011年8月、自宅に面した公園にある児童プールが解放されて約1ヶ月たったころ、プール付近の側溝から 強い放射線量が計測された。東日本大震災から5ヶ…

フォンテーヌブローの森

ParisPhoto開催中に展示のため初めての渡仏。 3泊と短い期間でしたが市内の美術館を巡ったり、いままで夢想するばかりだったヨーロッパの森に行ったり、幸福な時間を過ごしました。 フォーンテーヌブローの森はパリ市内からは少し遠いけれど、広大で、西洋…

展示しています

Yumiko Chiba Associates viewing room shinjukuにて、個展「春/啓蟄」が開催中です。 初のカラーネガ作品で新作です。■会期 2014年7月25日(金) – 8月23日(土) ※夏期休廊:8月10日(日) − 8月18日(月) open: 12:00-19:00 closed: 日・月・祝日 ■トークイベント…

熱海

目を撮りたいと思ったのはもともとこの人の目に魅力を感じていたからです。 め、の漢字が眼なのか目なのかはまだ悩んでいます。この人の目は少し疲れたように見えていて、 私はそこが好きだし、お疲れさまでした。と言いたいと常々思っています。商業写真の…

増山たづ子さんの写真展を見て

IZU PHOTO MUSEUMで開催された展覧会について。 「増山たづ子 すべて写真になる日まで」(2013.10/6~2014.3/2)何枚か特に印象に残った写真と、展示方法による良い印象というか気付きがあった。 村の先祖の墓石にさらしを巻いて、壊されてダムになる村の様子…

庭の松

冬枯れしそうなサボテン

1年前のサボテンの写真。このころはまだ元気だったが、 今年の夏に外にだしたまま秋まで放置してしまった。 いまは一部を枯らしつつ痩せ細りながらもかろうじて濃い緑色の筋を残している。 一部が枯れた理由は寒さのためである。水不足のためではない。 ま…

色々やっていました

前回のブログ更新は個展の前でした。 ご無沙汰しております。 この更新にあわせて私のウェブサイトのプロフィールページと作品ページも更新しました。 それと、このブログの過去の記事も一部読みやすくしたので興味があればご覧下さい。 http://wataruyamamo…

もうすぐ始まる展示のご連絡です

私の個展「プラタナスの観察」が新宿のYCAで7月26日(金)から始まります。 ※詳しい展示会場の詳細はこの記事の最後に記載してあります。/////展示内容はプラタナス(スズカケノキ)という植物の葉を私的に観察したノートです。 プラタナスという木…

7月末からYCAで個展があります(新宿)

みなさま、暑中見舞い申し上げます。 今月末から始まる個展のご案内です。展示内容につきましては追って詳しくご紹介いたしますが、 とてもすてきな作品を展示できそうです。 オープニングレセプションの27日にみなさんにお会いできることを楽しみにしてお…

6月にphotographers' galleryで個展があります

6月に「線を引く」の個展があります。 バライタ紙の豊かな質感のプリントをご覧になる貴重な機会と思いますので、 ぜひご高覧ください。 http://pg-web.net/exhibition/wataru-yamamoto-senwohiku/また6月8日(土)にはトークショーおよびレセプションパ…

古墳近くに生える木

栃木県のなじみ深い木の一つがこのコブシの巨木。 中学時代に偶然見つけて以来、記憶に印象強く残っている。 初めて見たときは春先で満開のコブシの白い花をつけて枝を広げていた。 その枝の伸びっぷりが見事で、枝先は360度地面に付きそうなほどだった。…

「線を引く」についての記事

写真ライターのDANさんが「線を引く」について記事を書いてくださいました(英語)。http://www.americanphotomag.com/photo-gallery/2013/02/wheres-wataru「線を引く」は写真集になって限定500部で販売開始しております。 日本のお店では今のところ代々…

桜を写した写真は風景写真になる。 風景とはその名の通り「そんな風な」景観だと思う事がある。 心のありようが風景に感情をしみ込ませる。 今年も桜が多くを背負って咲いて散る。 梶井じゃないが、近年はあまり桜の花をいい気分で見られていない。 風景では…

増山たづ子の記録写真について

好きな写真家の話増山たづ子(1917年(大正6年) - 2006年(平成18年)3月7日) 60歳を過ぎてから意欲的に写真を撮り始めたアマチュアカメラマンで、出身地である岐阜県の徳山村がダム建設によって沈むことを知り、徳山村の記録をはじめる。 もちろんダム…

展示終了。ありがとうございました。

ポートレイトの展示が終わりました。ご覧くださった方々、誠にありがとうございました。この、日本の美大生達が自分の制作に没頭する季節になると自分の卒制のことを思い出しますね。 私の卒制は、今思うと大きな間違いをしていたと思います。 だから卒制デ…

ポートレイトの写真展始まりました

ポートレイトのグループ展示に参加しています。 東京の武蔵小金井のギャラリーにて12月16日まで開催中です。 人を写した写真は、作品として発表したことがなくどうして良いのか分からず、 結局自分の写真を展示しています。 お近くにお越しの際はぜひ。h…

立派な菊の写真

多摩川河川敷

展示しております

3331 TRANS ARTS 展2012.10.21(日)ー2012.12.02(日) 開場時間/12:00-19:00 会場/3331 Arts Chiyoda メインギャラリー 休場/毎週火曜日 入場料/大人800円/学生500円/中学生以下無料特設サイトはこちらです。 http://ta.3331.jp/私は「BIOART.JP」の…

強風の日

さくら

福島に行ったときに月の写真を何枚も撮った。 現像してみるとそこに白いもやが見えてゾッとした。 原発事故直後に撮影されたチェルノブイリのフィルム映像が思い浮かんだ。 フィルムの銀粒子が放射線にぶつかり破裂する事で一部白く感光したようになる。 晴…

制作費の方向性

能瀬さんは16ミリフィルム作品「日日日常」のなかで 「16ミリフィルムは高い、 1分撮影するのに5000円かかる、 時給920円のアルバイトをしている僕は そのために、5時間半、働かなければならない」 と言っている。 これに関するシロヤス先生の詩はこちら私…

二股大根

カメラになった私/写真泥棒

月突き

空に向かって懐中電灯をむけた距離感を大切にしたい

編集作業

梅の花が飛ぶ音

梅の木から悲痛な声が聞こえるような気がして夜中に目が覚めた。 梅の木、梅の木、と声に出してみると 「梅木」が「うめき(声)」を連想させるのではないかという結論にいたる。去年よりも梅の花の開花が遅い。 梅の花びらが散って排水溝に流れ落ちてゆく頃…

個展の他、展示まとめ

山本渉 個展 会場:ANOTHER FUNCTION ///////////////////////////////////////////// 展示内容:: 葉に微弱な電流を流してフィルムに感光させた"キルリアン写真"をベースにした展示です。 大きくプリントして展示する機会はこれが初めてですので、お時間が…